『嬉しかった』…?



「なんで」


勝手にしょーちゃんの言ったことにあたしは同調して決めて、受かんなくてもいいやって思ってるのに?


「はあ?何回も言わせんのかよ」


はあ、そう一息吐いて、しょーちゃんは言う。




「だからー、俺がアリサの将来勝手に決めちゃって悪いなあって思ったけど、なんか」



「んあーなんつったらいいかわかんねえわ!まあ嬉しい訳ですよ」



嬉しいんだ…




「うふふ」


あたしはまた毛布を被る。



「何だよ。うふふって(笑)」




だって嬉しいんだもん。



そして、あたしは決意した。



「絶対に受かってみせる!」