「朝倉君っ」
「あ、山梨サン」
「なんか、あたしのこと探してたって晴から聞いてさっ。はあ」
走ってきたから疲れた…
「うん。ちょっと言いたいことあってさ」
「そうなんだ。何?」
「う、うん。……あ」
朝倉君が窓を見た。
そこには晴と…しょーちゃん。
「告白するって言ってたもんなあ…」
ふと漏らした朝倉君の声。
「…それほんと?」
「うん…多分。あっ、山梨サンっ!!!」
気付くとあたしは走ってた。
感情だけが前にでて、もう脚がついてこないくらいに。
「しょーちゃん…!!!」
急いで本館の校舎へ向かった。
もうおまじないもジンクスも、10年間の想いも何にも関係ない!
あたしはただしょーちゃんが好きなんだ。
好きなの!!!



