「うちさー、まあくん見直したかも」


「俺も!以外と考えてんな!」



本当。あたしだけじゃん何にも考えてないの…




ちなみにまあくんはブツブツなにかを言いながら、電車を降りて行きましたとさ。





『次は〜三島〜三島です』


一両しかない電車に乗ってるあたし達は、座席から立った。




「うちもう疲れたよ…」


ふと那南がつぶやく。



「…そっか。来週だもんね推薦」


「そう!緊張するー!!!まあ早く受かったら後楽だし。頑張る」



「そっか。那南はもう受験ですか」

しょーちゃんははあ、と息をつく。


「どしたのさ」



「えー…?俺もそろそろかなあって」