翌日。 オンボロ家から自転車で15分のところにある、オンボロ駅の、1両しかない電車に乗って、あたしは高校に行く。 この村では高校生は、あたしとしょーちゃん、もう一人、親友の那南だけ。 あとは数人の大人が電車を使う。 だから電車の本数も少ない。 だから寝過ごしたら一発アウト。 それが、よりによって今日だなんて………。