「そうだ、ムム、お前にこれを」 セルディはそう言って、ムムの小さな手のひらに小さな白い石を渡しました。 「あの子どもにこの石で夢(ほし)を鍛えてあげな。これくらい小さな夢(ほし)ならお前でも送れるだろう?」 そう言って、セルディはニヤリっと笑いました。 「はい! ありがとうございます! 頑張って届けます!」 ムムは、満面の笑みで答えました。 「……ところで、親方、その人形って……」 石を大切そうに握りしめたムムが眉をひそめながら尋ねました。