夢(ほし)職人ムムと悪魔の鏡

不思議と痛くありません。


ムムは目を開けるとピエロが誰かの手に掴まっていました。



しわくちゃの手です。




「おい、誰だ! 俺の身体をやすやすと触るのは!」


しわくちゃの手の中でピエロは暴れ回ります。   


「やれやれ……ずいぶんと喧しい(やかましい)人形だね?」


そう言って、手と一緒にピエロもひっこぬきました。


ピエロが居なくなってムムは真向かいの鏡に映った自分とまた目が合いました。