夢(ほし)職人ムムと悪魔の鏡

振り向くと、さっき青年が持っていた人形がいました。

そして、その人形が突然歌いだしました。




「悪魔の鏡、姿を映したら、心は空っぽ、夢は消え、行きる気力も無くしてしまう。全て、空っぽ、空っぽ、お人形……」



すごく不気味な歌声です。ムムは耳を塞ぎました。 


けれど、ピエロの歌は止めません。



何回も何回も歌い続けました。