夢(ほし)職人ムムと悪魔の鏡

「だから、最近夢(ほし)が減っているだろう?」



「へぇ〜、同業者でもないのによく知っているね?」


そう言って、セルディは、壁に寄り掛かりながらワインを飲みました。


「まぁ、人々が夢を見なくなったらこの世はおしまいだからな」



カラスは笑い声混じりに答えます。 



「あんた、何か知っているのかい?」


セルディは尋ねます。  

「ええ、実は