「し、しかし!退学は私一人で決めるものではないんだぞ。校長の許しだって、出ているんだ。」 そんな… 少し希望が見えたと思ったのに。佐野が助かると思ったのに。 本当に涙が出てきた。 「…なるほど。そういう事だったんですねー。」 何故だか慌てる様子の教頭。 私は気になり、後ろを向いた。 よく、集会で挨拶をしているその顔に見覚えがある。 校長せんせ…?