昼休みも終わり、教室に向かう愛と私。

もし佐野が登校してきてたら、“おはよう”って言お。
お礼も言わなきゃね。

あれ、お昼だから“こんにちは”かな?

そんな事を考えながら、教室に入ると、何やらざわついている様子。

「やっぱアイツ、いつかやらかすと思ってたわー」

「ま、正直清々するつーか。」


ドクン


何があったの…?
胸がざわつく。嫌な予感がするんだ。

「どうしたの?」

亜季がクラスの女子に聞く。

「実はね…」