場所はくみこの母に教えてもらった。
群馬県高崎市の近くのお寺らしく、丁寧に地図まで書いてくれた。
お金がないので、特急には乗れない。普通列車に乗り込む。
都心から郊外へ向かう電車は思ったより混んでおり、真奈美は昼間の疲れを感じて目を瞑った。
席が空き、ようやく座ることができると、あっという間に眠りに落ちた。
気が付くと高崎に着いていた。サラリーマンや若者が行き来し、思ったよりも賑やかだった。
初めてくる場所である。まずは駅にある地図で方向を確認する。
駅の近くを通る川を超えて大きな通り沿いを真っ直ぐ進む。駅から遠いのでタクシーに
乗った方がいいと言われたが、お金もないので歩くことにした。
夜になると涼しく、そろそろ秋が訪れるであろうと感じさせた。
ポツリと頬に水滴が落ちる。雲行きが怪しい。真奈美は急ぎ足で墓地に向かった。
さすがに夜に墓地に来る人はほとんどいなかった。自動販売機でお茶を二本買った。
真奈美が入ると同時にカップルがいちゃいちゃしながら出てきて、真奈美とすれ違うとキャハハと女の方が笑った。
灯りがあるので、想像していたよりも怖くなかった。
辻村家の墓はすぐにわかった。
一番手前の列の一番奥から二番目。
とうとうここまで来てしまったと真奈美はぼんやり思った。
春人がここで眠っていると思うと、ずっと会いたかった人にやっと会えたような、嬉しいような切ないような気持ちになった。
綺麗な花が供えてある。家族の誰かが来たのかも知れない。
真奈美はお茶一本を墓の前に置いた。
群馬県高崎市の近くのお寺らしく、丁寧に地図まで書いてくれた。
お金がないので、特急には乗れない。普通列車に乗り込む。
都心から郊外へ向かう電車は思ったより混んでおり、真奈美は昼間の疲れを感じて目を瞑った。
席が空き、ようやく座ることができると、あっという間に眠りに落ちた。
気が付くと高崎に着いていた。サラリーマンや若者が行き来し、思ったよりも賑やかだった。
初めてくる場所である。まずは駅にある地図で方向を確認する。
駅の近くを通る川を超えて大きな通り沿いを真っ直ぐ進む。駅から遠いのでタクシーに
乗った方がいいと言われたが、お金もないので歩くことにした。
夜になると涼しく、そろそろ秋が訪れるであろうと感じさせた。
ポツリと頬に水滴が落ちる。雲行きが怪しい。真奈美は急ぎ足で墓地に向かった。
さすがに夜に墓地に来る人はほとんどいなかった。自動販売機でお茶を二本買った。
真奈美が入ると同時にカップルがいちゃいちゃしながら出てきて、真奈美とすれ違うとキャハハと女の方が笑った。
灯りがあるので、想像していたよりも怖くなかった。
辻村家の墓はすぐにわかった。
一番手前の列の一番奥から二番目。
とうとうここまで来てしまったと真奈美はぼんやり思った。
春人がここで眠っていると思うと、ずっと会いたかった人にやっと会えたような、嬉しいような切ないような気持ちになった。
綺麗な花が供えてある。家族の誰かが来たのかも知れない。
真奈美はお茶一本を墓の前に置いた。

