「冬夜、何か気に入ったのあった?」 私はクッションを2つ抱えて、 テーブルが置いてあるコーナーで腕組みしている冬夜に駆け寄った。 「う~ん…」 「決まらないの? これなんか良いんじゃない?」 現在冬夜の部屋に置いてあるテーブルに比べると、少し大きいサイズの物を指差した。 「いや、1人暮らしにこれは大きいだろ~」 確かに1人暮らしには大きいかもしれない。 でも、近い将来の事考えてこれくらいのサイズでも良いじゃん。 ついムッとしてしまった私。