私をベッドに下ろし、 冬夜も隣に腰を下ろした。 「美紅…」 冬夜は、 私の目から流れる涙を親指で拭ってくれた。 顔を上げると冬夜と目が合った。 「何で泣いてんの?」 「泥棒かと思って、ひっく… 怖かったから。」 そう答える私に、冬夜は頭を撫でながら微笑んだ。 この仕草、表情に、私はいつもドキドキするんだ。