映画が終わり、ちょうどエンドロールが流れている。 「冬夜…」 「ん~、何?」 少し眠たそうな返事をした冬夜の顔は見ずに、意を決して唾を飲み込んだ。 「赤ちゃん、出来たの。」 … やっぱり沈黙。 これほど嫌な沈黙は、 今までに無いって思うくらい。 数秒後、 「はっ?!」