今君に伝えたい事...

｢えっ？……」



｢……ずっと前から…好きだ」


杉浦は黙っていた｡


その時､俺は杉浦が将を好きだという事を思い出した｡



｢ゴメン……杉浦は将が好きなんだよな」


やってしまった…という気持ちが俺に襲いかかる｡
俺はとりあえず教室を後にしようとした｡






すると杉浦が後ろから俺に抱きついてきた｡


｢……バカ大ちゃん」


俺は予想をしていなかった彼女の行動に戸惑い､動けなかった｡


｢…大ちゃんがカッコ良すぎるから……心配になった」


｢…それって……」




｢私も好き」




時間が動き出した｡