『お題は…"幸せな気持ち"です!!!カップルのみなさんは二人で幸せな気持ちを表現して下さい
では一組目のカップル、どうぞっ!!!!』


幸せな気持ち、か…
そんなんばっかりだったら俺にもできそう。


「りょーちゃん!頑張ろー!!!」


「了解ッ!」


それぞれのカップルたちが、手を繋いだり、顔を見合わせて微笑んだり、なかにはすっごく激しいとこもあった。


そして…俺たちの番。


二人で舞台の真ん中に出る。


『アピッちゃって下さい!!!』


司会者の声と同時に、ゆいが動いた。


「りょーちゃん、ディープキスッていうのを教えてあげるね…」

「え…ッ」


唇をゆえの唇が塞ぐ。
視界は一瞬でゆえになった。


「ふ…むむっ」


長くて深いキス…
体育館もシーンとして、みんなが俺らに注目しているのがよくわかる。


体育館には、俺たちのキスの、エロい音で占領されていた。


「!!!…ゆ…えッ」



ゆえの舌が俺の中に入ってくる…

ゆえは俺の舌を探し当てると、ゆっくりと絡ませ始めた。


【く…くちゅ…ちゅ…】


くッ…エロすぎっ

意識…飛びそう…


「ん…あ…」


ふいにゆえの唇が離れて…

ゆえは叫んだ。


『あたしたちッ超幸せーっ!!』