奥さんに見せつけている気分だった。


彼の部屋で、彼に抱かれているというシチュエーションが私の興奮を更に高めた。
イケナイことをしているという罪悪感も欲情のスピードを加速させ、私はまた彼を求める。



彼もまた、求める。

私を。

身体が無意識に彼に応える。
背中を反らして胸を突き出すと、彼が一層強く腰を打ち付ける。彼の身体の重さを感じながら、首筋に触れる伸びかけたあご髭の感触にまた、電流が流れる様な感覚に襲われる。

ベッドの軋む音さえも私の五感を愛撫していく。