ばつが悪そうに、何も言わず焼酎を呑む玄さん。
そんなエピソードがあったなんて。
肩を怪我してアメフトは辞めたとしか聴いていなかった。
今でもテレビでアメフトの試合やニュースがあると必ず手を止めて見入る。まだアメフトが好きなんだと口にはしなかったが感じていた。
「でもその肩のおかげであんな美人の奥さん捕まえたんだからヨシとしなきゃな、新山」
心臓が跳ねた。
「おい、吉永もーええ加減にせえや。喋り過ぎじゃ」
慌てる玄さんを遮るように若手社員達が騒ぎ立てる。
「へぇ〜新山課長の奥さんって綺麗なんですか〜?」
「おお、綺麗だぞぉ?こいつが肩の治療に通った病院の看護師さんでな。白衣姿にコロッとヤられたんだよ。な、新山?」
「吉永!そこまで!
嫁はんの話はもうエエ!」
「えーっなんでですか〜」「もっと聴きた〜い」
困る玄さんを楽しそうに皆が茶化す。
そんな中、きっと私一人だけが違う事を考えていた。
そんなエピソードがあったなんて。
肩を怪我してアメフトは辞めたとしか聴いていなかった。
今でもテレビでアメフトの試合やニュースがあると必ず手を止めて見入る。まだアメフトが好きなんだと口にはしなかったが感じていた。
「でもその肩のおかげであんな美人の奥さん捕まえたんだからヨシとしなきゃな、新山」
心臓が跳ねた。
「おい、吉永もーええ加減にせえや。喋り過ぎじゃ」
慌てる玄さんを遮るように若手社員達が騒ぎ立てる。
「へぇ〜新山課長の奥さんって綺麗なんですか〜?」
「おお、綺麗だぞぉ?こいつが肩の治療に通った病院の看護師さんでな。白衣姿にコロッとヤられたんだよ。な、新山?」
「吉永!そこまで!
嫁はんの話はもうエエ!」
「えーっなんでですか〜」「もっと聴きた〜い」
困る玄さんを楽しそうに皆が茶化す。
そんな中、きっと私一人だけが違う事を考えていた。
