君はまるで太陽だ。


 顔から血の気が退いたのが分かった。

 そして、一気に汗が吹き出る。


 動揺してますます言葉が出なくなってしまい、パクパクと口が動いていた。


 何てアホな事してしもたんや!


 早くも恋に終止符が打たれる。



 しかし、彼女から予想外な答えが返ってきた。


 「えへへ、ほんまに?私、嬉しいわあ。」


 彼女は頬を赤らめて、もじもじしている。



 ……え?



 彼女は俺を見て、また微笑んだ。


 青ざめていた顔から火が吹いた。


 「えええっっ!?」


 動揺し過ぎて、僕の脳は完全にショートした。


 こっから先はまた、覚えていない。


 彼女が友達を待たしているからと先に帰った事は微かに記憶に残っている。