《年下彼氏》

どんなに考えたって言い訳が見付からなかった。


だから、私と心の関係を伊藤君に口止めしようとしたんだ。


「やだねぇ…」


意外な返事をした伊藤君。


「お願いだから。誰にも言わないでよ。」


そう言った私に伊藤君は急に抱き付いた。


「俺、お前が好きだったんだ!一年の所から…」


その言葉で頭が真っ白になった私。

「あんなヤツ、絶対やめとけ。俺にしろよ」


私を抱き締めたまま伊藤君は力強い口調だった。


「そ、そんなの…」


呟く私に伊藤君は、


「俺が振り向かせるよ。千夏の事。」


胸が苦しい私。私は心が好き。心も私を好きと言ってくれている。


伊藤君も私を好きと言う…