泣けないワタシ 〜最後のナミダ〜

あれからどの位時間を無駄に消費したのだろう・・・・


ワタシはまだ求人情報誌と、にらめっこをしている。自分にこの仕事ができるのか自問自答している。



採用されないかもしれないが、ワタシは意を決して電話を手に取った。




ワタシはまだ信じられない状況にいた。即、採用だった。電話だけで大丈夫なのか?

それよりも、ワタシはできるのか?

いわゆる『水商売』というものが・・・・・ いくら働き口が無いとは言え無謀すぎやしないか?

しかし、電話してしまったのだからしょうがない。


ワタシはこの日の為に買ってきたのか?と思うくらいに友人、知人の結婚式に出席するたびに買ってきたドレスを引っ張り出してきた。


10着はあろうそのきらびやかなドレスを前にワタシは少し戸惑いながら、明日の戦闘服を選びはじめた・・・・