「ゆき、お待たせ……」




直樹が逝ってから

私の体と心がなんだか、バラバラな感じがしてた…




ここに来たら、落ち着いたよ……




「ゆき、ありがとう、帰ろうか…」




「亜紀、もう、いいの?もう、ここに来ることはないかもしれないよ…ちゃんと目に焼き付けておかなきゃあね………」




「そうかもしれないね…でも、ゆき、どうしてもダメな時はつきあってよね」





「亜紀、だいぶ、元気になったね、よかったぁ。」




「じゃあ家までおくるよ」




夕方6時ごろ、家に着いた