嫌な夢を見てしまった……



怖い夢を見てしまった……



それでも仕事にいかないと



「おはよう、直樹、昨日はありがとう」



すぐに返ってきた。



「亜紀、おはよう、バス見えてきたよ…これに亜紀、乗ってるかな?」




「直樹がみえるよ……」




バスのドアが開き、直樹が横にすわる



もう何年もくりかえしている……




「亜紀、また休みに亜紀に会いたいよ」



「昨日あったのに…?」



そんなに頻繁に…?



直樹らしくないよ……




昨日も直樹、変だった……



何か直樹あったのかな?




「ねぇ、直樹、最近何かあったの……?」




「……何にもないよ……」



「ただ、亜紀に会いたいだけ」



「なるべく、亜紀と一緒にいたいんだ……」





この時直樹は何かを感じたにちがいない。