「亜紀、直樹くんとは会ってるんでしょう?」



「うん、だいたい、月2のペースでね」





「もう6年にもなるんだぁ。何回もこのままじゃあ、いけない…と思っては、いわなきゃあ、いわなきゃあ、の繰り返し。離れたくないけど……」



「よく、何もなく続いてるよね?」



「きっと直樹がそうしてくれてる…わたしの気持ちをうまく押さえてくれてたり……」



「直樹くんは家うまくいってるんだぁ。」



「今まで直樹の口から、聞いた事なくて、言わないよ」



「わたしも言わない。」



それもお互いのルールだから………