「目的とする絵は決まったようですね、お客人。」

振り向くと、あの白猫が、ニヤつきながらひげを整えていた。

「あなたは、さっき見た光景と同じ絵を、この美術館から探し出さなければなりません。その絵を見つけ出さない限り、ここからは出られませんよ。さっき見た光景は、あなたが求めているものです。さぁ、探してください。この美術館のどこかにあるはずですから。」