光の射す方へ

そこには、息を切らして今にも倒れそうな斎藤菜美が立っていた。



「先生・・・どうして?」



「どうしてだろう。・・・ここにいるようなきがしたの」



菜美はニコッと笑って――――叫んだ。



「その手どうしたの!」



駆け寄って、急いでハンカチをまいてやる。



「自分で切ったの?」



「―――先生に関係ない」



「お願い、訳を教えて?」