歩きだした夏-きみに逢いたくて-

そう、僕はお金が足りず真奈に借りたんだった。



男のくせに女の子にお金を借りるなんて恥ずかしいな。



けど、真奈に会うきっかけができた。



電車がホームに入ってくる。



この駅が終点でもあり始発駅であるから、人の出入りが激しい。



これから戦争が始まる



席を確保しなきゃ。



真奈と2人のね。



ドアが開いた途端真奈が走った。



一瞬、えっ??って驚いた。




「光輝君!!こっちだよ!!」


真奈は席を取ってくれた。




「あっありがとう。」




真奈以外と早いな。




「いひひ。真奈は席とりだけは負けた事ないんだ♪」


満足そうに笑顔で僕に言う真奈が、可愛いくてしかたない。




「すごいなぁ。俺より早いや。」