『…8…7…6……』
「………嫌だ…やめて!!」
『……5…4…3…』
アナウンスは機械のように、ただカウントを続けた…

『……2…』
「…いいから爆弾を捜せ…!」
男の声に静かになる。



『…1………』


「……やるしかないだろ…」


美倉は男の声も耳に入らず、ただ呆然としていた…



『………ゲームスタート…』




ゲームは誰も気持ちが整えられないまま始まってしまったのだった…




2、3両目…ゲームスタート……!