ラインが最後に残してくれた、私に対してのお願いは胸に大切に残っています。

……ラインの言った通りにできているかな…?

やっぱり……ラインの命を…そしてあの時のみんなの命をすべて背負うことはやはり私には無理です………。







でもあなたとの約束通り、『命』もそしてあなたの命のひきかえともなったこの娘『ライン』も大切にします。


ラインのように強い子に育って欲しい…そんな思いでラインと同じ名前を付けました。



ライン…あなたのことは守れなかったけど……この子は絶対守ってみせる…!



ライン…ホントにいろいろありがとう……。私のことをこれからも優しく見守ってください……











そしてあの日のことや、あの人(主催者)のことは………

もう思い出すことはないでしょう……



そう思うと立川はラインに向けて書いた手紙をゴミ箱に捨てた。










『その1両目』 完。