「あれ?その日は総務課の田辺さんと一緒じゃないんですか?あっ秘書課の近藤さん……モゴモゴ…」


慌てて先輩が口を押さえると同時に、お前嫌な奴になったな〜と言われる。
先輩に似たんです。と口をモゴモゴさせながら答えた。


キンコーンカンコーン…


昼休みを終えるチャイムが鳴り、口を押さえていた先輩の手が離れる。
余計な事、社内で言うなよと念をおして、先輩は自分の席に戻って行った。


…自分が悪い癖に


ぶつぶつ言いながら、俺も仕事に取り掛かる。

クリスマスか…

まぁどうでもいいけど…その日は土曜で休みだけど、片付けたい仕事があって出てくることになってた。


それより先輩の誘いを知美ちゃんが受けるのかどうか、気になっていた…。