「倉井くんとぉぉ〜♪」
「顔キモいキモい!」
「うるっさぃ!!!!」
…なんであたしは今日も。。
「こんな売れない店に
お金落としてんだろ〜。」
「失礼な客だな〜。
はい。青汁な。」
コンっ。
雑にコップを置く
小さくて失礼な店員。
だって、今ここにいる客、
あたしだけだし。
つーか!!!
「あたしは客よ?!」
失礼な店員だなっ!!!
だから売れないんだよ!
(……お姫様はどこへ??!
店長ごめんね〜…笑)
…これじゃただの
「うるさいなぁ。
クレーマーばばあ。」
「はァ?せめてクレーマー
お嬢さんって言え!」
でも、やっぱり……
こいつといると気分
スッキリしてしまう
自分がいるよね。
なんで2日も連続で
こんなとこに……。
「青汁いただきまあす♪」
ゴクゴクッ!
「ぷはぁ!うめぇ!」
やっぱり店員もメニュー
も微妙でも青汁はうめぇ。
「風呂上がりのオヤジか!」
ムカつくツッコミに
「え?学校のお姫様♪」
ぶりっ子ポーズで答えると…
「………。」
この呆れ顔、麻里に似てるし。
「社会見学、どこ行くんだよ?」
その呆れ顔のまま
チビ男はあたしに尋ねる。
「倉井くんと同じとこ♪」
「やっぱりか。」
するとチビ男は
腕を組んで何か考える
ような表情になった。
「なーによ♪
あたしと行きたいのぉ?!」
と、冗談をぶつけると…
「違うけど。
………。」
なんか、いつもより
反応薄っっ。
