love letter(s)


―夜なら誰にも見つからないだろ?―
 「うん…会いたい…」


夜―

 「どこいくんだ?」

昴が自分の部屋の前で腕を組んでいた

 「昴……」
 「あいつのとこか?」

真季はエレベーターのボタンを押す

 「行かせて…」

エレベーターに乗ろうとする真季の腕をつかむ昴

 「行くな」
 「っ…昴」

昴は真季を抱き寄せる

 「頼むから行くなよ」