love letter(s)


6時30分―

外ではキャンプファイアを囲んで生徒たちが盛り上がっていた

 「まずいでしょ…生徒に手を出すなんて」

哉人は楽しそうに暁を見た

夕焼けの逆行でよく見えなかったが、声の調子でわかった

 「センセ、黙ってて欲しがったら彼女をふってよ」