真季の通夜は静かにはじまり、静かに終わった

 「これを真季があなたに渡してくれと…あとこれも…」

真充から手紙と封筒を渡される

 「真季は貴方を好きになって幸せだったんでしょう。私には話してくれませんでしたが、昴くんは知っていたみたいです。ありがとうございます」

真充が深々と暁に礼を言う

 「いえ…こちらこそ、彼女とは1年も付き合っていなかったのですが、幸せでした。」
 「真季はあんたにごめんね?と言っていた」

昴が入ってきて言った