俺は仁と笑っている時ある人が目に入った。
「なんで美沙さんいるんですか?」
珍しく仁より先に俺が聞いた。
「えっ いや、キャプテンに行けって言われたから」
かなり目泳いでる、馬鹿な俺でも嘘だとわかる。でもなんで来たのかは分からない。
「嘘でしょ
キャプテンそんな事言わないもん」
超空気が読めない仁が言った。
美沙は凄い困った顔をしている。
「まあ別にいいじゃん」
その言葉を聞いて美沙は顔上げた。
「とにかく体育館に戻ろう先輩達が待ってるよ」
俺の言葉でみんな歩きだした。
そしたら仁がいきなり叫んだ
「あー宏の事忘れてた」
「そんな事で叫ぶなよびっくりするだろ」
「だってさっきから先輩の名前は出てくるけど宏の名前は一回も出てこないから零も忘れてると思って」
仁が笑いながら言った。
俺は仁が零って呼ぶ事に仁の気持ちが落ち着いた事がわかった。

