ペディキュアが乾いたのを
確認すると


私はコーヒーを飲もうと
キッチンに向かった。



棚に手を伸ばして
ドリップ用のパックを
取ろうとして



ソファーの上で
光っている携帯に気付く。



電話ではなく

メールを受信したことを知らせるそのランプを見るなり

私は深く深呼吸して
気持ちを落ち着かせた。