Bizarre Witch~猟奇的な魔女~

「それって遠いの?」


「遠いっちゃ、遠いかな?」


そんな曖昧な言い方にアメリアは眉を吊り上げ、詰め寄ってくる。


「なに?それ。遠いの?近いの?はっきりしなさい」


俺は背後の壁ぎりぎりまでつめよられ、顔を急激に近づけられ、慌てる。


「ちょ、ちょっと、近いです。……そんなに遠くないですから、少し離れてくださいよ」


女性に対する免疫が若干薄い俺にはあのアップは堪える。


「また、そういう曖昧な言い方するんだから。……まぁいいわ。そこに私も連れて行きなさい」


「予備校にですか?別に良いですけど。何しに行くんですか?」
 

「あなたもバカね。今あなたは悪魔に狙われているのよ?護衛に決まってるじゃない」


俺は、あぁっ、と間抜けな返事をしたのでまたもアメリアをイライラさせることになった。


「全くなんなのよ?その返事は。自覚が足りなさ過ぎるわ。あなたが喰われてしまったら、今後世界のシナリオは混沌へとまっしぐらなのよ?しっかりして」


「はぁ、……はいっ」


「分かったならいいわ」