「菜摘ちゃん、今帰りなの?」 「うん。修くんも?」 「今日は部活休みだから」 「そうなんだ!久しぶりだね」 修くんとは、本当に久しぶりに会った。 裕也と同じように高校でもサッカーを続けている修くんは、いつも帰りが遅い。 こうしてゆっくり話すのも、卒業式以来だ。 東高も西高も私たちの中学から進学する人は少なかったから、こんなふうに偶然会えるとやっぱり嬉しい。 自然と顔が緩み、リラックスしているのがわかる。