オフサイド

病室で待つこと、およそ20分。


ハーフパンツにTシャツ姿の裕也が、額の汗をタオルで拭いながら戻ってきた。 


「お帰り〜!」 


「あっ、来てたんだ」 


「うん。そうそう、談話室に修くんたちいたよ。会えた?」 


「あぁ。リハビリ始まるまで、あいつらと一緒だったから」


「そっか。リハビリで汗びっしょりかいたね。着替え……」


「菜摘」


「……ん?何?」 


「話があるんだ」