このとき――
裕也のチームは、部員100人を超す大所帯だった。
全国から集まった、高い能力の保持者たち。
県大会出場はもちろん、関東大会や近畿大会といった地方大会を勝ち抜いた精鋭ばかり。
中には、全国中学生総合体育大会・サッカーの部優勝の経歴を持つ者もいた。
この中からレギュラーを獲得するのは、想像以上に大変なこと。
A・B・Cと能力別に3つに分けられたチーム。
新入生は、基本的にCチームからのスタートだった。
努力の甲斐あって、夏休みからBチームに籍を置いていた裕也。
そんな矢先の出来事だった――。


