オフサイド

カーテンを勢いよく開ける修くんの後ろから、白い塊のようなもので覆われた足が見えた。


――…!!


そんなに酷い怪我だったの? 


「なんだよ、修!見舞い客なんかいねぇじゃん!何、一人で芝居してんだよ」


「バーカ!俺が芝居なんかするかよ!はいはい、ほら早く!」


くるっと後ろを振り向いた修くんに腕を引っ張られ、身体がガチガチに固まる。


「なつみ……なんで、ここに?」


修くんの背中からゆっくり顔を見せると、物凄く驚いた顔をした裕也がいた。 


3ヶ月前と変わらない顔つきに安堵するも、どうしても怪我をしている足が気になり、目で追ってしまう。