オフサイド



「なんで、ここにいるの?」

「なんで、って榊くんに入院してるって聞いたから。修くんこそ、どうして知らせてくれなかったの?」


「榊に!?いや、それは……」


修くんがしどろもどろになっているときだった。 


「おーい、修!誰か来たのか?」


部屋の中から声がする。 

―――…裕也。


久しぶりに耳にするその声に、身体の奥の方から熱いものが込み上げてくる。