オフサイド




―――…!! 


あった。


四人部屋の612号室に【大野裕也様】とプレートが差し込んである。


部屋の前に立つと、変な汗が吹き出て、心拍数が上がっていくのが分かる。


いつ入ろうか、タイミングを見計らっていると……


ガラガラッと、ドアがスライドして開いた。


「あっ!!」 


「あっ!」



ほぼ同時だった。