オフサイド

次の交差点を右に曲がれば、コンビニが見えるはずだ。


大型車も駐車可能なそこは、行楽帰りと見られる他県のナンバーを付けた車で埋め尽くされていた。


―――…!! 


遠くからでも分かる。


コンビニの雑誌コーナーで立ち読みする裕也の姿。 

変わってない。


あの日、新幹線で別れたときと変わらない裕也の姿にホッとした。


と同時に、目頭が熱くなった。 


少し離れた場所に自転車を停め、ゆっくりと歩を進めた。


コンビニの入り口に敷かれた緑色のマットの上に立つこと数秒。 


ガラスを挟んだ向こう側には、ずっと会いたかった彼の姿があった。