オフサイド

通話を終えてからも胸のドキドキはおさまらなかった。 


電話で話しただけなのに……。


頬っぺたに手を当てると、熱を帯びたように熱く、どうにかなってしまいそうだった。


今から裕也に会える……!

あんなに待ち侘びた裕也に会えるなんて……!


会ったら、何から話そう?

うまく話せるかな?


久しぶりだから緊張する。

久しぶりに会う私のことを、裕也はどんなふうに思うんだろう。


少しは大人っぽくなったとか、可愛くなったと思ってくれるかな……。


バッグから鏡を取り出し、顔を覗き込んだ私は、鏡の向こうの自分に問い掛けた。