裕也と目が合った。 そうしているうちに、発車の合図を報せるベルが鳴り、裕也は11両目の車両に乗り込み、みんなに手を振っていた。 それを確認した私は、咄嗟に隣の12両目に飛び込んだ。 プシューとドアは閉まり、車両はゆっくりと走りだした。 通り過ぎる際、車両から涙を流して手を振る裕也のお母さんの姿が見えた。