振り向くと こっちを向いて頬杖をついている陵がいた 呆れたように、でも優しげにこちらを見ている目をみてなんだか猛烈に陵にすがりつきたくなった 突然視界が真っ暗になって頭を撫でられた 「無理に諦めんな、俺が聞いてやる。 俺がきいてやるから 大丈夫だ」 そう言って慰めてくれた手が暖かかった