『亜子、クッキー食べるか?』


夕食に呼ばれて降りていくと、父があのお店の紙袋を取り出した。


『めいが食べるー!!』

「…どうしたの?」

『あ…あぁ、今日会社の女の子たちがその店の話をしていて…たまたま通りかかったから寄ってみたんだ。』

「そうなんだ…じゃあ一緒に食べよ、芽衣。」

『うん!!』

『亜子、ご飯食べてからにしてちょうだい。』

「はーい。」



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