『泰宏さぁ、バイトばっかしてないで学校来なさいよ…うちの学部は留年ないからいいけど、単位とらないと卒業はできないんだからね?』 「そうだよー、本当にお金とろうかな…笑」 『そういうなよ亜子…これでなんとかさぁ…』 そう言って泰宏が差し出したのはあのお店の紙袋。 「え…」 『亜子、ここのケーキ好きなんだよな?今日学校来る前に寄った……貢ぎものってやつ?笑』 ………それを出されたら弱い。 .