私の家族はみんな甘いものが好き。 あのケーキ屋さんに通うようになったのもそのためだ。 2コ買ったケーキは、私と芽依、お母さんの3人で食べるのが当たり前になっていた。 『おかえりなさい、亜子。』 「ただいま。」 『あー!!!!』 芽依の声がリビングに響く。 .